「もりのこと」で、展示『つばめのこと』がはじまりました。
もりのことは、東京の西荻窪にあって、
植物や動物をテーマにした木のものや手仕事のものが、
静かに穏やかに並んでいます。
お店に入ると、その自然な空気感に
“澄んでるなぁ、純度が高いなぁ”と、いつも感じます。
店主は、ツバメを愛してやまない木工作家のサノアイさんです。
『つばめのこと』への参加が決まり、
どんなツバメを作ろうかなーと考えつつ、
去年に試しにつくっていた「つばめ玉」を出品することは決めていたので、
サノさんに事前にその写真を送っていました。
すると、ある日サノさんからDMが届きました。
『守られて欲しいヒナたちがガラスの中で、
自由に空を飛ぶ成鳥を外にってどうでしょうか』
‥‥‥!!!!!!
その解釈はこれっぽっちも考えたことなかったので、衝撃でした。
幼いツバメを守りたいという気持ち、
完全に愛じゃん!!!!!!
ハッとしました。
この『つばめのこと』は、サノさんの愛なんです。
(これから自分がつくるツバメのモノで、
この純愛を傷つけちゃダメだ‥‥!)
とはいえ、ガラスの中でヒナたちの巣がユラユラ揺れているのは違和感が出てしまうので、
「空を飛ぶツバメもつくりますので、安心してください!」と、なりました。
で、空に羽ばたいたのが、
「大空にツバメ」です。
絶対になんとしても、自由に羽ばたかせるぞ!!!!
という断固たる決意から生まれたツバメ。
まぁ、そんなのは気にせず、
スイーッと飛んでてOKです。
スイスイーッ
それぞれのツバメにエピソードはありますが、それは置いといて、
モノをカタチにすることの責任というか、
どう意識していくかの大事さにあらためて気づいた制作になりました。
そこに愛はあるのかい?
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